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【ティティさん】坐禅のススメーからだコトバ身体論― 呼吸編

2016年2月卒業生、ティティさんのブログからの転載です。

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我他彼此(ガタヒシ)日記
坐禅のススメーからだコトバ身体論― 呼吸編



『坐禅のススメ』
―からだコトバ身体論⑩―

不安に押し潰されそうなときに、まずはじっくり深呼吸をして、思
考、不安、身体反応をよく観察してみましょう。(大田健次郎 著
『マインドフルネス入門』)

皆さん、こんにちは。今回から坐禅中の「呼吸」について、つらつらと
思いながら述べてみたいと思います。
さて、何年か前、ある俳優さんが考案した「ロングブレスダイエッ
ト」って憶えていますか?憶えてない?!では、簡単に。上半身、
両腕を使い(何故か上半身裸?)大きく息を吸い、いっきに吐きき
る。そして息を止める。それを繰り返してやります。実際やってみ
るとなかなか頭がクラクラしますね(笑)。そう、「息を吐ききる」とい
うことはとても大切なことだと思います。我々現代人の呼吸は、浅
く、息を全部、吐き出すような機会が日常にない。息を吐き出せる
場所や時間、その方法を日常、どう見つけるかは身心精衛生上、
有益なことかもしれません。オバさま方は日常、「お喋り」という呼
吸法で、息を放して(話して)いるかもしれませんが?!しかしなが
ら、「息を止める」ということは如何なものだろうかと思うのです。想
像してみて下さい。息を止めてしまう状況とはどんな場面ですか?
それは「不安」や「緊張」、「恐怖」や「怒っ」てる場面などではないで
すか。息を止めるということは、身体上、胸郭(きょうかく)に圧力が
かかっている。「そればかりではなく、全身の静脈血はしばしば停
滞し、そのためうっ血が起り、それが静脈の怒張(どちょう)につな
がります。またそれがエスカレートして静脈瘤(じょうみゃくりゅう)
が生じます。それが肛門の周辺に出来れば痔となります。そし
て、…それは脳出血の引きがねともなります」(村木弘昌『釈尊の
呼吸法』)。ですから、息は止めない方が良いのです。
ここで急に、お釈迦様を話題にだすと、実はお釈迦様も菩提樹の
下で安座し悟りを開く前の苦行時代、「断息(だんそく)」の行を一
所懸命していたそうです。その後、苦行を止め「入る息を入る息と
受け止め、出る息もまた心ゆくまで出されたのでした。それが動機
となって、釈尊の心は大きく展開します」(同前)。そのプロセスも面
白いというか、私にとっては非常に尊いと思いました。
さて、この「入る息を入る息と受け止め、出る息もまた心ゆくまで出
される」呼吸法、「入息出息の呼吸」(アナパーナ・サチ)は、お釈
迦様によって、さらに改良されて、出る息のみを長くすることに重き
がおかれる「出息長の呼吸」となります。吸う息も、吐く息も、両
方、意識的に注意を向けるのは、我々凡人にはなかなか難しい。
ゆえに一方だけの注意とは有難いことです。

「真の呼吸とは入息を先とせず、出る息をしぼり出すことにある。
出しきれば、おのずから同量の息が入息となって現れる」(同前)
「釈尊の長息(出息長・入息短)および短息(力強く息を出す)はい
ずれも呼主吸従の呼吸法である」(同前)

そう、「呼吸」とは「吸う」よりも先に「吐く」、つまり「呼吸」とは「吸う
を呼ぶ」ということなのです。

ガッテンしていただけましたか!?

そして、そのことが我ら宗門の坐禅作法における「欠気一息(かん
きいっそく)」ということに直結しているのです。
さあ!ご一緒に。
まずは、身心に滞っている古い息をすべて吐き出してみましょう!

(つづく)


※2016年9月11日の記事です。



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