Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【ティティさん】坐禅とアレクサンダー・テクニークとわたし

トレーニング生、ティティさんのブログからの転載です。

----------------------

我他彼此(ガタヒシ)日記
坐禅とアレクサンダー・テクニークとわたし

『坐禅とアレクサンダー・テクニークとわたし』

 現在、わたしは僧侶をしながら、アレクサンダー・アライアンス(京都)でアレクサンダー・テクニーク(以下AT)の教師養成トレーニングを受けています。遠隔地のため、レッスンはなかなかコンスタントに受けることができません。しかし、幸い私の宗門には「坐禅」という身心トレーニング?!法があります。毎朝、自分がATで学んだことを思い出したり、応用したりして坐ることは、とても心地よく「坐禅は安楽の法門である」(道元禅師)を身体的にも精神的にも頷ける感じがしています。修行道場での、あまり指導のないままの坐禅によって、腰を痛めたり、内臓を圧迫していたことがやっと理解できるようになりました。自分の勝手なイメージで「背筋を真っ直ぐにして」長い間坐っていたのです。これは現代の修行僧や参禅者(坐禅修行する一般の方)の方々にも同じ経験があると思います。今、比較的時間のあるうちに道元著作の『普勧坐禅儀(ふかんざぜんぎ)』をテキストにしてわたしが学んだATによる解釈で身読してみようと思い立ちました。ATを学ぶ方達には「坐禅は坐禅なり」(道元)という身心学道としての禅の奥義の深遠さが少しでも伝わり、それぞれの方がそれぞれの日本的なATを創造する際の参考になったら存外の喜びになると思います。マイケル・ゲルブ著『ボディ・ラーニング―わかりやすいアレクサンダー・テクニーク入門―』の次のような言葉が私を励まし、勇気を与えてくれました。


 アレクサンダーが意識的な学習の発達のなかで体の役割に対してユニークな洞察を最初に発表してから、ほとんど百年になります。アレクサンダーの仕事は、自己認識を高め、習慣を変えるために強力な道具であることを多くのひとが発見しつつあります。それに加えて、ヨガ、瞑想、武道などの修行を行うために貴重な手段であるのが分かりはじめています。
                                (「はじめに」)

  ・アレクサンダーの洞察と、禅や老荘思想の類似点は何ですか。相異点は何ですか。
                     (第8章「目的と手順」チェックポイント)


『普勧坐禅儀(ふかんざぜんぎ)』(現代語訳は『道元禅師語録』鏡島元隆 講談社学術文庫参照)


「原(たず)ぬるに夫(そ)れ、道本(どうもと)円通(えんづう)、争(いかで)か修証(しゅしょう)を仮(か)らん」

(よくよく考えてみるに、仏道は元来すべての人にまどかに行きわたっているものであるから、どうしてあらためて修行や証(さとり)を必要としよう)


 「道」という思想・概念は、東洋独特のものだと思いますし、説明するのは難しくまた不可能です。ここでは、道元禅師自身の問いかけだと思って進みます。「どうして道の真っただ中にいて道を尋ねるのか」と。
 AT的に解釈してみます。よくATではATを「自分自身の使い方」とか「自分自身の再教育・再学習」などと言ったりします。

「自分自身が一番よく知っているはずの自分自身なんだから、自分自身の使い方も自分自身が一番よく知っているはず」
と思ったりする人もいると思います。つまり
「自分自身が自分自身に『自分自身って何?』って聞いているようなもの」。
「知っているはず?の自分自身って何だ?」
これからは「道」ということを「自分自身」または「自己」として解釈していくことにする。次に進む前に、道元禅師の有名な文章を紹介しておきます。

 仏道を習うというは、自己を習うなり。自己を習うというは、自己を忘るるなり。自己を忘るるというは、万法(ばんぽう)に証(しょう)せらるるなり。万法に証せらるるというは、自己の身心、および他己の身心をして脱落せしむるなり。
                          (『正法眼蔵』現成公案)

 「自己を習うというは、自己を忘れるなり」の「習うこと」から「忘れること」に至るプロセス。そこに「学習の仕方を学習する」というAT独特のかかわり方があると思う。具体的な方法はテキストを読み進める過程で明らかにしていきたい。実際の坐禅の方法、体験を通じてからまたこの道元の言葉に戻ってくると思います。


関連記事
スポンサーサイト

Appendix

プロフィール

アライアンス京都校スタッフ

Author:アライアンス京都校スタッフ
ようこそおいでくださいました。

このブログは、アレクサンダー・アライアンス・ジャパン 京都校の事務スタッフが運営しています。

アレクサンダー・テクニーク教師養成トレーニングコースで学習中の生徒さん、卒業生のブログ記事を集めてご紹介しています。

アレクサンダー・テクニークってなぁに?教師になりたいけど・・など、アレクサンダー・テクニークにご興味をお持ちの方、ぜひご覧くださいませ。

生徒さんたちのリアルな体験談、気づきなどが盛りだくさんです。

こちらを通じて、それぞれの生徒さんたちのブログも、応援いただけましたら幸いです。
 
なお、コメント欄は使用しておりません。
メッセージ、お問い合わせなどは、メールフォームからお願いいたします。

人気ブログランキングに参加しています。応援のクリックお願いいたします。
人気ブログランキングへ

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

QRコード

QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。